更新日:2017年04月05日
1.取り扱っている疾患
食道癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌、乳癌、甲状腺癌、胆嚢結石症、総胆管結石症、ソケイヘルニア、虫垂炎、腸閉塞、下肢静脈瘤、痔瘻、痔核など。
2.手術内容
胃癌、大腸癌、ヘルニア、虫垂炎、胆嚢結石症、総胆管結石症、ソケイヘルニア(脱腸)は、腹腔鏡手術を行っています。
3.特色
当科の治療の特色は、低侵襲手術です。全国的にも腹腔鏡の導入が進んでいますが、当科でも積極的に腹腔鏡手術を導入しています。さらに単孔式手術も行っており(虫垂炎、胆石症)、手術痕がほとんど残りません。
もう一つの特色としては、術中温熱化学療法を進行胃癌症例に積極的に導入しております。
胃癌の再発形式の60%は腹膜再発ですが、これに対する治療は難渋する場合が多いのが現状です。
術中温熱化学療法は、手術中、42-43度に加温した生理食塩水に抗癌剤を混ぜ、腹腔内を還流する治療方法です。
データでは胃癌再発を抑える有効性が認められています。
これから、大腸癌にも導入をしていく予定です。
術後は可及的に無痛であるようPCAシステム(自分で点滴の鎮痛剤を投与できるシステム)を用いております。
腹腔鏡手術、積極的な鎮痛を行うことにより、術後の体への負担を減らすことができ、より回復が早くなると考えています。
また、退院後は、当科で、化学療法、CTなどの定期的検査などを行っており、手術後も引き続き、診察、治療を行っていきます。
4.実績
日野記念病院外科は、常勤外科医4名(消化器外科3名 乳腺甲状腺外科1名)で行っています。
2016年度は、約200例の手術を施行いたしました。
どのような治療内容でも患者さんから御相談頂きましたら、ニーズにお応えしたいと考えております。
乳腺、甲状腺外科の詳細についてはホームページ上の該当科を御参照ください。